ジャンプ40号感想※黒バスのみ

やっと一息つけるような。




黒子のバスケ 227Q
204Q途中から始まった帝光編の終わり。23巻が207Qまでだったので20回分としてあと2.2冊分?長いエピソードになりました。黒子さんの言う、「彼(荻原くん)は僕を許してくれないでしょう」はやはりというか、許せないのは黒子さん自身ですね、というエピソードの終わり。先週キツかった分、比較的さらっと読めた気がします。(嫌な慣れ)


トーン背景の帝光会話、脳内会話じゃなくて実際の会話ということでいいんですよね?「学級会?」て言ってる方が居らして吹きました。不謹慎すみません。しかし言い得て妙。


何の救いにもならないにせよ、一度こうしてそれぞれに、どうしようもなさを直接ぶつけあったことがあるなら、よかったなあとまず思いました。全方向に会話の噛み合わない感じたまらん…(変な意味でなく)。このシチュエーションでこの会話のあと、それぞれ別の高校に進学しての、「黒子っちください」で、チャリアカーで練習試合観戦で、新しい相棒情報で火神くんとストバスで、頭ワシワシで、WC前の呼び出しで、呼び出しに応じる黒子さんで、と考えると普通に涙出る。いいように解釈している自覚はありますが、それぞれが、お互いが、縁を途切れさせなかった、ということを嬉しく感じてしまう。


鈴木先生』だったかなー。双方が当たり前のことを当たり前にやっても、衝突が生まれてしまうということはあり得る。それは本当に仕方のないことで、ただし衝突しない「ために」、「当たり前に一歩加えた対応」ができるというのが、折り合いをつける、ということであり、大人になること(そこまで言ってないかも)ですよねー、みたいなお話があって、そんなことを考えながら先週までのエピソードを読んでおりました。いや当たり前のことしてないかもだし、色々的外れですけども。とにかくこの「どうしようもなかった」点をしつこく考えてしまう。


蛇足で。多分過去設定は変わっているんだろうなー、ということをちょっと考えたり。
妄想うしろめたく反転。長期連載の宿命というか、中学時代の話はこういう方向にこじれさせる予定ではなかったのではないか。もっと具体的に(妄想を)言うと、黒子さんが「泣いて終わる」のではなくて、「怒って終わる」ことが、当初想定されていた過去なのではないか、などと既刊のエピソードから考えたりしていました。しかし、それはそれとして『現在』ありきでこの『過去』が披露されたのは確かで。読み手としては素直に受け止めた上で、もにょもにょと考えたいと思う。今回のような形で何がよかったって、黒子さんの立ち直る様が格好いい、というか、一層力強く感じられることじゃないかな、と思う。荻原くんと直接は会話できなかったけれども、明洸中訪問はいいエピソードでした。こういうぽっと出のキャラクターの使い方うまいなあ。荻原くんの再登場はあるだろうか。


あ、あと。いらぬツッコミすると赤司さんの言う「誓い」が今回の卒業式後の五人で集まっての宣言だとしたら、黒子さんWC時点で知らなかったんじゃないのかと思うんですけど、これって赤司さんのうっかり扱いなのかしら。まあ色々今更だからいいか。やろうと思えばメールもあるか。こういうつまらないことが気になりますよ!(オタクだから)


・代弁しようっつって身も蓋もないことをベラベラーっと語る赤司さんがものすご好きです
・むっくんと赤司さんて同じクラスなの!? かわいかた
・さつきちゃんと青峰くんが会話してるの泣けた さつきちゃん頑張った 頑張った 頑張った


来週が、素直に楽しみです。