レミゼ観劇記録

2017年版!見てまいりましたので記録に追記。


2013年5月19日(日)13:00回(昼の部) http://d.hatena.ne.jp/ruthe/20130519
2013年11月23日(土)夜の部
2013年11月24日(日)昼の部


2015年4月19日(日)昼の部
2015年5月10日(日)昼の部


2017年6月3日(土)昼の部

雑感も少し以下に記録。

2017年6月3日(土)昼の部

・今回本当にチケットが取れなくて悲しい。あと一回しかない…(まだ一回あると言おう!)
・それはそれとして、6/3本当に素晴らしい舞台だった。
・あんまりちゃんと勉強してないにわかの人の感想ですご容赦を。ネタバレバレです。




・アンジョルラス役の相葉裕樹さん、シンケンジャー以来でお姿見たと思うのですが、とてもよかった。私は今まで自分は学生たちへの愛着が比較的薄かったように思うのですが(それでも砦のラストは毎度泣く)、今回知っているキャストさんだったことで目線がすごく変わったと思う。ワン・デイ・モアの曲の構成が違う歌のように見えるくらいに。面白い。
・今回思ったのは、あの恋する人たち(マリウス・コゼット・エポニーヌ)の歌い上げのあとに、アンジョルラスが入るとすごく「空気読んでない!」感じでいいなあと。あれもこれも包含して、どれかひとつを絶対とみなして他を否定することを『しない』のがミュージカル レ・ミゼラブルの私の好きなところの一つだと思うんですが、今回のワン・デイ・モアで改めてそれを感じました。


・初めて観劇してから4年を経ても、自分がいまだに岩波文庫版読み終わっていないことに眩暈がする思いだが(あきれて)、新井先生版の漫画で勉強(?)したのでミュージカル版で描写されているところ、されていないところを少し知れたのもよかったのかもしれない。
・今回、初めてかなと思うくらいオペラグラスを多用したのですが、キャストさんの表情とかしぐさが見れるのはいいなあと思いました。反面、当然全体も見たいので、やはり人間はあと二つ目を増やすように進化するべき…遠景も近景も同時に見たい。ちなみにオペラ慣れてないせいで、見終わってアフターしてたら車に酔ったみたいになりました。消耗する〜ヘタレだ〜。


・ガブローシュ最高でした。ガブローシュとグランテールの絡み方でとてもときめいたのが、グランテールとアンジョルラスが会話したか何かのあとに、グランテールが絶望したような仕草で上手へと向かったとき、ガブローシュがアンジョルラスの胸を叩いてからグランテールのもとに向かう、という動きがあって(あったように記憶していて!)、ガブローシュめっちゃかっこいい…!!てなりました(そっち)。そのくせ夜はガブローシュが横になって寝てるみたいの楽しい。
・ジャベールのStarsのあとにガブローシュが茶化す演出好きなので、この演出版のCD(もちろんDVDでもいい)がほしい…(※1994年版しか持ってない)もっとちゃんと探すべきか。今回30周年ということで、何が出てもいいはずだ…!


・バルジャンとジャベールの対決が大好きなのですが、本日もめちゃめちゃ楽しかった。てゆかあの「鎖」演出、前回もああだったか私は正確には忘れてしまっていますが(記憶力!)、英語詞にwearing different chainてあるので、「やっぱ鎖なんだー!!」と謎の感動もありました。以前の以前は向かい合わせで歌っていたような気がするので、どこかのタイミングで鎖演出が入ったのかなと思うんですが、記憶力のなさ悔しい。しかしここ大好き。本当に好き。百回見たい。好き。


・裁判所のシーンで「にーよんろくごーさーーーん!(24653)」とバルジャンが叫ぶ場面で、日本語版・英語版でいろいろ聞いていると、最後の歌い上げ方の音階が人によって高い方だったり平らに行ったりと様々で興味深いんですが、吉原さんのバルジャンは上げる方で、それがとても気持ちよかったです。
・てゆか吉原さんのバルジャンめっちゃ強そう。
・銀の燭台の前、バルジャンが逃げ出すところの長音もよかったー私あの場面好きで。左側で室内の演技をしていて、右側に移動したとたんにもうそこは外で、ていう、舞台ならではの背景の変わり身(?)のようなところがとても好きです。


・川口さんのジャベールはなんかもう全身からお堅い感じが出ていてすごく好きで、Starsもよくて、その堅さがあるからこその、下水から出てきたバルジャンに対する、体をクの字にするほどの葛藤の演技が、ものすごくよかったです。最後リボンタイ(?)が乱れたままなのも、ものすご萌えます。


・娼婦たちの場面で、ファンティーヌの相手が工場長であることが明確になったのは、前回は確実にそうだったと記憶しているのですが、工場での工場長セリフが「このスベタ!」じゃなくて「この淫売!」だったのが地味に気になりました。前回もそうだったかなー。(記憶力…)


・生田さんのコゼットもとてもよかったです。今まで見た中で一番強そうだった。幸せになれる。海宝さんのマリウスもすごくよかった。
・崑さんエポニーヌも流石でした。恵みの雨のエポニーヌとマリウスのデュエットよかった。あと私はガブローシュ大好きなので、あそこでエポニーヌを見ているガブローシュに「わああああ」となるし(原作では姉弟)、今回はそこに加えてグランテールがガブローシュに触れる感じの雰囲気好きでした。
・成長したエポニーヌがコゼットのことを認識しているセリフは入っていますが、コゼットはエポニーヌのことを、昔世話になっていた(と言いたくはないが)家の娘だとは認識しているんだろうか?全部忘れてしまっているような気もしつつ。どちらでも構わないのでしょうけれども気になります。どうかな〜。


・ガブローシュとジャベールの絡みも好きで。上述したStarsのあとのガブローシュの高いところからの一言も好きだし、あと多分映画からかなと勝手に思っているのですが、砦のあとのガブローシュの亡骸にジャベールが触れて(目を閉じさせている芝居?)いるのもやりすぎ感はあれどとても好きです。
・てゆか後半のジャベールは私ほんとうに目を皿のようにして見ているので目が乾いて水分が足りない。めっちゃいい。


・ここまでキャスト陣きゃあきゃあをメインで書きましたが、アンサンブルの演技も楽しくて。乞食たち、の群衆が三段くらいに折り重なって一塊で動く、あのしぐさがとても好きで、あれ見ると「レミゼ見に来た…!!!」て思う。いや冒頭の船のシーンからそうかもしれないけど。
・全体的に駆け足なくらいに話がテンポよく進んでいくのがひとつの魅力なのだろうなと改めて思いました。このスピード感を出すために、キャスト・スタッフ各位はどれだけの緊張感をもって秒単位に演技・演出をこなしているのだろうと考えると、すごいとしか言えない。


取り急ぎ備忘録として。