色々。

久々。楽しい。

・Landreaall 18巻

Landreaall 18巻 限定版 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

Landreaall 18巻 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

限定版の小冊子は結婚直前のファレルおかーさんの王城生活。上流階級ならではのイヤーな感じと、それに対するまっすぐな対抗策について・笑。意外な人物の接点も、ファンには嬉しくありました。

さて18巻！前半はＤＸとディアの交流。このままちょっといい感じになって行くと思っていたＤＸとディア嬢の関係に待ったがかかったのが意外。比較的自由に見えたディアも『真祖』の家系という重い立場にあるらしいことが明かされました。ＤＸのヘタレぶりに頬笑みつつも、祝祷の時のディアの涙を思えば、ＤＸの頑張り次第ではしょうじょまんがな展開がありえる…！と望みをかけています。チルダとレヴィの展開も絡んで、彼らの先々が楽しみです。そして後半の女神杯（エスナリア）。レディ・アプリはいい女！フィルのＤＸの扱いが楽しい。濤兄弟の文通に和み。次巻も楽しみー！

・乙嫁語り　3巻

乙嫁語り(3) (ビームコミックス)

スミスさんの嫁話、と思いきや。この、ちょっとずつ歯車がかみ合わなかった結果が辛くて、まともに読み返せておりません。こんなに画面は美しいのに！なんてこと！重い話が中心のため、屋台deお食事という気軽な話を入れたという、作者様のお心遣いに心から感謝したい。お腹減るけど。羊！てなるけど。外国人であることが拘留の理由にもなれば、人種国籍関係なく、人間同士心を通わせることもできるというのが深い。嫁入りに関する現代日本と異なる社会的通範を、否定的でなく描いてくれるのも嬉しい。ただ、結末が辛い。本当に辛い。スミスさんに幸あれ。タラスさんに幸あれ。

・シュトヘル 4巻

シュトヘル 4 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

たくさんの視点から、物語が広がりました。吉祥山とハラバルの短い中での会話にじんとした後の、ハラバル進む道が切ない。守るべき一族を失い、何を思ってユルールを追うのかが気になる。兄弟喧嘩はもえますが、とりかえしのつかない周辺状況から、兄弟の亀裂が深くなるのは非常に悲しい。翻ってユルール側、ユルールとスドー超かわいい。大勢の人死にのある中で、少しずつ進む交流にホッとする。巻の最後を飾るヴェロニカの過去は重く、悲しい。しかし触れずにおれないことには今昔問わず、尼さんエロい。描き下ろし四コマに心から和む。一冊まるっと非常に面白かったです。

・ねじまきカギュー　1巻

ねじまきカギュー 1 (ヤングジャンプコミックス)

『トラウマイスタ』のファンだったので、中山先生の新刊！と食いつきました。こう言っては何ですが、予想をはるかに上回る面白さでした。

ギャグと紙一重と思うところまでぶっ壊れる『怪物系女子』たち。そんな彼女たちに好かれる女難な人生を歩む、生真面目な鴨先生。そんな鴨先生を守るために南家螺旋巻拳（なんけねじまきけん）を身につけて10年ぶりに中国から帰国した、鉤生十兵衛-通称カギューちゃん。もうカギューちゃんのまっすぐさと心の強さ（と半裸）を称えるための話といっても過言でない。通常（戦闘）モードとキュンキュンモードのカギューちゃんの差が！あざといとしか言いようのないその差が！などと野暮なツッコミをしつつも、受け入れられるのは彼女が本当の意味で「かわいい」からであります（真顔）。続刊楽しみ！