日曜朝(先週まで)

漫画感想書きたいとか言ってたんですが、まだ追いつけそうなので日曜感想から。
毎週毎週毎週、ほんと何なのっていうくらい楽しい。


・バトスピ 4/17、24、5/1
・オーズ 30話、31話、32話






バトスピ
4/17
同一デッキ対決!ということでダンVS教官+現状確認回。アン・ファンにビビる教官が冒頭から可愛い。俺はソフィア号が一番好きだていうユースかわいい。ルガインがいるじゃん!で赤面するユース自重。作監が湯本さんだったのでみな絵的にも可愛らしい回でした。


バローネ⇒まゐ様の呼び方が「悪いが、君の言っていることが理解できない」君!?と戦慄した。てかちゃんとお紅茶飲むことも含めてバローネのまゐ様へのデレが始まっているようで何だか胸キュンです。今回絵もかわいいからおにゃのこみたいだなー。


このところ状況の変化も多くて展開がつかみきれないことが多いんですが、獄龍隊が女王ギルファムの命令によるものではない、ということが伏せられているので、まだまだ不穏な展開が続きそうで恐ろしいばかり。なんとなく、「勝ち続けること」によって「地球を救う」という点でちょっと思考停止なように見えてダンもバローネも怖いんですが、このへんはあんまり突っ込まずに、信念に基づいて動けることに素直に感動しておこうと思う。がんばれー!




4/24
副題の『かわりゆくもの』がいい。しかし今回絵がごつい。プリムちゃんが致命的に可愛くない。


魔族の地元オクトへ向かう前にユースの故郷へ寄る面々。クラッキー艦長のクルーに優しい言葉が素敵でした。てかクラッキーほんと落ち着いたなあ。最近女の子と絡みないもんな…(さみしい)。


獄龍隊とのバトルへ。美食のギルギス。毎度毎度、単発敵がいいキャラしてるなあと思う。ネクサスの『颶風高原』は初めて見た気がするーてゆか颶風(ぐふう)て…。こういう昔ながらの言葉って、こうして子供向けの遊びに組み入れちゃえば、生き残っていけるのかもしれないとふと思った。てか今回バトルに説明が多いな。十二宮Xレアゲットしたから仕方ないか。カード自体は正直影が薄かったです。


ユースの両親処刑に関わっていたジェレイド。ここに来て、敵キャラとしての悪逆ぶりがアピールされたということは、もうちょっとで黒幕がジェレイド(とザジ)だ!みたいなことが明かされたりするのかな。そしてまさかザックのピンチで引き。何回も言ってて恐縮ですが、ほんとモブみたいなキャラでよくここまで成長したなザック…!ザックを見ているせいで、明確にキャラのたった獄龍隊のキャラ立ちの良さが目立つのかしらとふと思いました。




5/1
ザックとバローネ合流回。冒頭から硯がかわいくて満足度が高いです。青デッキのお話だから硯なのかな?最後の最後までかわいかった。そしてザックが全体的にバローネ好きすぎてこわい。バローネは下から好かれるんだなー。そういえばフローラちゃんと女王の面会てその後どうなったんだ…気になるよ!そしてイオラスは元気なのか!


今回のゲスト敵キャラ、獄龍隊のワタリの言語感覚が楽しくて仕方が無い件。『一人称:あっし』『語尾:やんす』『ピンキリのキリ』『またぞろ』『バローネの兄ィ』『屈指の強力無双』…濃いぜ!そして素直な子であったよ。大義よりも目の前の馬鹿騒ぎを求めると。バローネにしてみれば下品なばかりであったろうが毎度ながらよい敵キャラでありました。敗者必滅の前に高笑いもよい。いやーほんと獄龍隊のキャラ立ちが楽しすぎる。


正義とは、結果がついてきたときそれが正義となる。そこに至るまでに命をかける。この思考停止な印象には個人的には不安を覚えつつ、その真剣さは美しいなと思う。ギルファムが黒幕でないことが判明したあとの展開がものすご楽しみです。





・オーズ
32話まで見たあとに見直していたんですが、ここニ、三回がどれだけ怒涛の展開だったか理解した。30話冒頭と32話終了時点で登場人物の状況が違いすぎる。


30話 王とパンダと炎の記憶
800年前のことが明かされ、真木さんの過去が明かされ、真木・カザリ・真アンクという真木博士登場時には予想だにしなかったトリオが、オーズ・鴻上コーポレーションと敵対するという図式に。アンクが右腕だけしか復活できなかった理由も、もうひとつの身体が別個に存在していたからだと判明。…感想が書きにくいのは、怒涛の展開であるにも関わらず、個人的興味が各自の人間関係の方にあるからなんですが、とりあえず素直に書く。


これまでわりとアンクの扱いのひどかった映司が、体当たりでかばってみたり、伊達さんにセルメダルを依頼したり、クジャクコアをもらって「サンキュ」とか言ったりするのが非常に印象的で。それまで意識的に距離を置いていたのが、アンクの存在の危機に、その構えていた気持ちが少し緩んでしまったのかなという印象。あと、大事なことを聞いていないって、てっきり暴走の方の話を訊ねるのかと思ったら「アンクが合体したらどうなるのか?」だったことに、この子ほんとに自分のこと大事にしないなーと不安になりました。そのあとコンボしようとしたところで画面に向かってバカ!と叫んだ。伊達さん止めてくれて超ありがとう。


あと「あーもうもらっちゃった〜。すいません、今、話しますから」の映司さんがひどい。こういうところすごい好きー。呆気にとられる伊達さんもキュート。そしてメダル不足で弱るアンクたんの愛らしさは何かもう、無敵。人外の存在の弱体化とゆーのが理屈ではなくときめくわけで。うんもうほんと理屈じゃないから見てよ!


真木博士と知世子さんのやりとりについて。「実は真木博士とお姉さんは〜〜でした」という名言はせずに、映像で仄めかす演出がひたすら怖い。見返してみると、知世子さんがお姉さんの写真を発見する場面で、表側になってる写真は笑顔だけど、伏せられた写真は怖い顔してたり、知世子さんと真木さんがお話してるシーンで、上からのアングルで端に映りこむ写真のお姉さんは怖い顔だったり、お姉さん語りの最中に、ちょいちょい怖いカットをはさんだりするあれ。なんかこう、サブリミナル的に怖い。


この怖さをうまく表現できないんですが、今後の展開への期待として、真木さんにとっての幻想かもしれない「優しい姉」なビジュアルを持つ知世子さんと、真木さんがまた接触するような話があるといいなと思う。真木さんのこの闇落ちは死亡フラグなのかもしれないけど、ちょっといい目が見れたらいいのにな。


そしてちびっこ好きとしては、真アンクたんとカザリたんのやりとりにもえざるを得ない。何あれ!お母さんかよ!!




31話 恩返しとたくらみと紫のメダル
善意による行為が、必ずしもよい結果をもたらすとは限らない、という重い話。善行をしたことでちょっと調子に乗った風な坂田さんも、ヒステリックにお金を断る三原さんも、見ていてなんだか苦い気持ちになる。単純には考えられませんが、考えなきゃいけないことなんだろうなあと。テーマが重くて見ていて気持ちが沈む回ではありましたが、久々のウヴァさん登場は嬉しく、紫のメダルによってお話が大きく転換する話でもありました。


映司さんとアンクたんの絡みは今回も楽しかった。冒頭から「座る場所間違えてるって!」な映司さんとちゃんと椅子に座っちゃうアンクたん。お団子食べて、おいしいからアンクも食べてみ… な映司さんと二個目のアイス持てドヤ顔のアンクたん。和む。ひたすら和む。あとコンドルコアを取られたのに、ウヴァさんを追わずに映司に怒鳴りつけるアンクたんの心境の変化のようなものを思いました。


セルメダル集めてご満悦なウヴァさんかわいい。屑ヤミーて人間に取りつかせることできたんだっけ?というのがしょっぱなの疑問でした。作中でやってるからできるということなんですけど、初ですよね?ウヴァさんの地道な貯蓄の結果、これまでグリード側では見たこともないくらいのセルメダルの山にちょっと感動。メズール様とガメルたんのメダルに話しかけるウヴァさん切ない。


さて今回のコスプレは!!学ランに学帽が似合わない映司さん…すみません私見です。何がいけないのかな。髪型かな。つい去年くらいまで中の人はリアル高校生だったはずなのに、あまりの似合わなさに吹いた。そして知世子さんが完全にコスプレ的な意味で、セーラー服が似あっててすごいなーと思った。


ブランコのシーンの、アンクたんの、人間の考えなしなところ(自分勝手なところ?)を不快に感じる姿勢がとても好きです。そしてグリードは、原則『生きること』を諦めるという選択肢がないのでその点がすごく心強い。そういう部分、映司さんの方が現状不安。これは32話か。


「人を助けるときはそのたまたまがあるってことを、忘れない方がいいですかね。」(映司さん)
「お金はちゃーんと仕事で稼がないとな!」(伊達さん)
色々考えてしまう。




32話 新グリードと空白と無敵のコンボ
今回特に妄想補正の入った感想になってるのでご注意。


新たなヤミーの来襲。撤退しようとした伊達を振り切って丸腰でグリードに向かった映司が負傷。その『危うさ』を伊達が指摘し、映司の過去が語られる。これまた重い過去で。再びのヤミー来襲時には再度危機に陥った映司から紫のメダルが飛び出して、新コンボお披露目。何だかもうひたすら切ない気持ちになる回でした。


あ、でも細かいところは楽しく。寝てる映司さんがブサイクでかわいい。起きぬけの「えっ、あれっ」もかわいい。こんぐらい!もかわいい。「じゃあ…、俺に医者は無理ですね。」この強情具合が…伊達さんにはほんっと迷惑だと思うんですが、かわいいと思ってしまって、何かわりと今盲目的な感じで自分で自分が気持ち悪い。


伊達さんが映司に語りかけるときの、「死ぬつもりなら、賭ける命の重さがわかってる。賭けてさえいない、つまり軽くみている。」という論法は新鮮でした。積極的に死にたいわけでもなく、ただ考えることを放棄している状態、ということかな。自分への無力感が一番大きいのだろうと想像するわけですが、私は映司さんの状態を指して「渇いた」という伊達さんの言葉がピンと来なくて結構ずっと考えています。「自分の欲を無くしちまったら、生きてるとは言えない。」


自分の状況を利用した親兄弟に当たったりもしたのかなあ。


あとアンクたんの「大丈夫なのか」についてちょっと。伊達さんが一階で語ったときにはアンクたんがそこにいなかったので、アンクたんに対しては映司さんが自分で自分のことを語ったのかなあと思うんですが、何かそれちょっと嬉しい。「お前がバカでよかった」アンクたんが言葉を選んでる風なのが見ててあわわわ!!てなるよ。えーとあと「でも、もう忘れた。」とか言う映司さんを、嘘つけ!とかアンクたんに頭はたいてほしいと思いました。


プトティラコンボ。ビジュアルはわりと好き。CG多くなるのがちょっとさみしいー。


比奈ちゃんが手を差し伸べたことで暴走状態の変身が解けました。紫のメダルは欲望の『空白』に入り込んでいるということだったので、映司が生きたい、もしくは生きてもいい、と思えたらその空白が埋まって変身解除なのかなあとか妄想した。ちょっとしっくりこない考えだが。とにかくもう、比奈ちゃんほんと頑張れ。『暴走』の定義が曖昧なのも不安を煽ります。なんか、パルプンテ並に何が起こるかわからない=暴走、て感じですよね。怖いよー。


来週の予告も何だかすごかった。また楽しみです。