コードギアス一期再視聴

お友達にお見せするために一緒にギアスを見ていたら、私の熱が再燃する罠。てか、初見の人が一緒にいらっしゃると、あっこの場面はどう見えるだろう、とか、あっこういう風にミスリードするかも!とか、色々考えてしまっていままで気付かなかった視点に立てる、新鮮な視聴体験を得るのですが今回もそう。見ていた当時は、枢木の発言のすべてが疑わしくて(※嘘をついていることもあり、本心を自分で理解していないという意味でもあり)、様々な可能性に思いを巡らせていたのですが、今見るともう少し素直に見られる。19話の神根島での会話とか心内語とか。


 矛盾というものの、奔放な、神秘的というほかない力。それぞれの事実が次の事実によって無化されることを私はいまや理解する。それぞれの想いが、それと同等の、反対の想いを生み出す。いかなる陳述も限定なしで行うことはできない。彼はいい人間だった、彼は悪い人間だった。彼はこれだった、彼はあれだった。どれも等しく本当なのだ。
(略)そのそれぞれが別個の存在であり、それぞれが他のすべてを否定している。断片。あるいは知の一形態としての逸話。
 そのとおり。

ポール・オースター/「見えない人間の肖像」/『孤独の発明』新潮文庫P.105


シチュエーションは違うが、昔、上の一文を見て枢木を妄想したりしていた。と思う。イタい。


再燃した勢い余って、過去に書いた妄想短文数本をノベリストにあげました。カッとなってやっ(略)。特定ジャンル以外、あんまり二次無いって聞いたので気楽に。ルルーシュも枢木もいません。


R2最終回放映から気付けば2年が過ぎているわけですが、今見ても登場人物が皆生き生きとしている様が問答無用でとても楽しい。生きる意志にあふれた波動を受けて、元気になる気がしました。好きだなあ。