ちょこちょこ

9-10月で色々読んで買ってウハウハでございます。少しだけ感想。


Yesterday, Yes a day.

Yesterday,Yes a day (フラワーコミックス)

Yesterday,Yes a day (フラワーコミックス)

岩本さんに遅まきながらハマった身。先日友達のおうちで読ませて頂いて、その後本屋で見かけて即購入。当たり前にあったものが失われ、漠然とした喪失感の中で過ごしていた小麦ちゃんが、庭の回復をきっかけに少しずつ自分のことも回復させていく様子が、岩本さん独特の優しい語り口とテンポで描かれていて、とても心地いい。恋の話もあるけれど、お話のメインは日々をどう生きるか、地味だけれども大切な、生活に深く関わっている。スバルちゃんやルイちゃんも含め、皆それぞれが支え合って生きている様子に素直にじんとします。



町でうわさの天狗の子 7巻

町でうわさの天狗の子 7 (フラワーコミックスアルファ)

町でうわさの天狗の子 7 (フラワーコミックスアルファ)

初めてちゃんと岩本漫画を読んだ(読んでグッと来た!)のは、多分当巻収録の35話『ホワイト・デー』。今となってはなんつーおいしい回を拾い読みしたものだと思います。天狗の力と、微妙なヤキモチと、さりげなくて優しい友人関係、それに恋に至らない(…今のところ!)幼馴染の関係性が一話に凝縮されていて、今読んでも頬がほころぶ気持ちです。秋姫の不安や、瞬ちゃんの懸念事項や、もうそれヒロインポジションだから!!と突っ込みたくなるタケル君(好きだけど!)の立ち位置とか、全般今後が気になって仕方がない。続刊楽しみ。


先月発売のFlowersでは休載されていました。岩本先生お体お大事に…!!



おひっこし

竹易てあし漫画全集 おひっこし (アフタヌーンKC)

竹易てあし漫画全集 おひっこし (アフタヌーンKC)

大好きだ。発売当時買ったんですが、実家に置いてきたのか手元になく、見かけて思わず再購入。表題作舞台が地元(※駅がわかる程度)というのも個人的なツボですが、それ以上にくだらない言葉遊びが深く記憶に残る作。周期表見ると『イッテルビーム!』、モテと聞くと『つっこみ易いスキ(開 眼)』を思い出しては今でも笑える。更に同時収録の『少女漫画無宿 涙のランチョン日記』が当時とても好きで。気付けば八年前ですが、今読み返しても急転直下+直上な勢いに、圧倒され笑ったり笑ったり笑ったり…泣けたり、けど笑ったり。パロディも満載。荒んだときにまた読もう。



テルマエ・ロマエ 2巻

テルマエ・ロマエ II (ビームコミックス)

テルマエ・ロマエ II (ビームコミックス)

一巻発売時に友人から薦められあちこちの媒体でもお見かけし、それでもなかなか手出し出来ずにいた風呂漫画。ある時お試し冊子(本当に有効な手段…最初にやった人、偉い。)を読んで、何だやっぱり面白いじゃん!と購入。一巻では、二巻までネタがもつのか?と懸念する感想がちらほら見られ、私も同じく不安視しておりましたが、どっこい風呂に関する文化は奥深い。ヤマザキさんの真剣な嗜好もあって、ローマ人との差異や類似のすべてが何だか楽しい漫画になるのがすごい。風呂にはつかるだけでなく、食べるも語るも飲むもある。…温泉に、行きたいです。