色々と。

咳が出て声が出ないので、本日はお休みをいただきまして引きこもり。夏風邪は馬鹿しか引かないって言うしや〜って昔竹本泉さんの漫画で言ってたな!くそう。


聖☆おにいさん 5巻

聖☆おにいさん(5) (モーニング KC)

聖☆おにいさん(5) (モーニング KC)

東京をナナメ上から見下ろす第五巻。だいぶキャラクターが増え群像コメディな様相を呈してきました。それぞれの宗教に興味が無くは無いが詳しくもない自分には、聖人パロディの元ネタがわからなかったりしつつも、落とし所がうまいので思わず笑う。特にペトロさん。ステータス異常て。そして『面白いけど!これって不謹慎ではないのか?いいのか?』と、つきまとう少しの不安もなんのその、今巻某兄 弟 喧 嘩 !!に悶えました。萌えました。不謹慎なのはお前の脳。お兄ちゃんの発言が可愛いすぎるのが悪い。流石は悪魔。悪魔的です。


竹光侍 8巻

竹光侍 8 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

竹光侍 8 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

最終巻。この江戸に会えるのも最後かと思うとさみしい。剣呑な何かをその身に宿らせながら、一方では穏やかに長屋暮らしを続けてきた瀬能宗一郎と、全身で人斬りたる木久地の死合が凄まじい。他には無いくらい崩された絵柄なのに、刀のやりとりがそれだけで重い、迫力満点の立ち合いでした。絵について言えば、72話の風に吹かれる瀬能の一枚絵を筆頭に、どのページどのコマも見ていてとても気持ちがいい。大きな物語の展開とは別に、勘吉やお勝、差配与左衛門、果ては小さな"めし"に至るまでのその後が描かれているのも嬉しく和む。楽しませて頂き、有難うございました。


雨無村役場産業課兼観光係 全三巻

雨無村役場産業課兼観光係 3 (3) (フラワーコミックス)

雨無村役場産業課兼観光係 3 (3) (フラワーコミックス)

『天狗の子』と合わせて、遅ればせながら五月に読了。役場に勤める主人公の銀ちゃんが素直に格好よい。過疎の進む村をなんとかしようと一生懸命に企画したり、村のおっちゃんらのよいところを素直に認めたりする姿が眩しい。勿論どんなに精力的に動いても、何もかもが全てがうまく進むということはなく、ベンチの例を出すまでもなく思いもよらぬところで喪われる物事もある訳ですが、逆に続いたり広がったりするものもあるんだという、最終話の実感に何だか泣かされました。登場人物の心の動きも丁寧で、特にスミオの桜祭りの接客姿にグッと来た。成長したなあお前…!