色々と

順不同で。


Landreaall 16巻

Landreaall 16 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

Landreaall 16 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

今巻も盛り沢山。予め外伝で明らかにされてはいた『革命の真実』ですが、当事者の回想や感慨が加わり当初のイメージとは違うものになりました。アンナ王女の真意が気になるところ。クエンティンの誘いを断ったDXですが、円卓についてはまだまだ山場がありそうで楽しみ。個人的に嬉しかったのはリドの自立と「ありがとう」。すごい成長!ディアとイオンちゃんの意外な触れあいも楽しい。女の子可愛いなあ。そして一番笑ったのは六甲とフィルのエピソードに衝撃を受けまくった主人公。切なくも微笑ましい場面でございました。続刊楽しみ。


・非怪奇前線

非怪奇前線 (ウィングス・コミックス)

非怪奇前線 (ウィングス・コミックス)

『少年怪奇劇場 上・下』(角川)から連続刊行第三弾。短編集??という気もしますがさておき。なるしまさんのお話には中毒性があって、はまると何度でも読み返してしまいます。不幸な出来事と、それと因果関係があるのかどうかわからないような不気味な前兆に挑み、人が人の幸福を祈れること。出来ごとが不幸かどうかは、当人が決められること。そしてそれによって自身の心や身体が何かの傷を負っても、人間はその傷ごと生きていけること。読んでいると人間の底力を信じる気持ちになります。後日談の、ワタナベとガニィちゃんの微妙な会話も楽しい。


ハックス! 4巻

ハックス!(4) <完> (アフタヌーンKC)

ハックス!(4) <完> (アフタヌーンKC)

最終巻!終わってしまうのは寂しいですが最後まで楽しく。アニメ部での製作中に起きた問題のアレコレ(やる気のあり/なしによる衝突、データ消失…)が生々しく、緊張しました。そんな中、出来ないことは出来ない、それはそれとしてとにかく『守るべきなのは自分が楽しめること!』という原理原則な危険思想(笑)に、目から鱗が落ちたのはみよしちゃんだけではありません。「楽しさ」をとっかかりに、前向きに着実に進んでいったみよしちゃん・ハタノさんらが本当に格好よかった。新歓にはじまり新歓(※描き下ろし)に終わるのも嬉しい。


3月のライオン 4巻

3月のライオン 4 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 4 (ヤングアニマルコミックス)

格好いい表紙で、一瞬何の本だかわからなかった第四巻。島田さんのタイトル戦と、おいなりさんの巻。作中のごはんがいつも美味しそうで…。お重を食いつくした香子さんも絶品。かわいすぎる。さておきタイトル戦、こんな風に転戦するものとは知らず驚きました。期待を背負い、胃痛と戦いながら挑む島田さんの姿は、壮絶の一言に尽きます。それを見て何かを得た主人公・桐山。本当に少しずつではありますが、自家中毒のような状態から踏み出して行く様子が嬉しい。桐山君が意外と甲斐甲斐しいのは、あかりさんちの影響かしらと胸が暖かくもなりました。


・マギ 4巻

マギ (4) (少年サンデーコミックス)

マギ (4) (少年サンデーコミックス)

『マギ』の謎が明らかになるにつれ、世界観も広がって参りました。バルバッドが海洋国家というのが上手いなあと思う。初登場の王様・シンドバッドとの共闘を経て、今巻の霧の団騒動が片付けば、この海を利用して何らかの方向にお話が動くのだろうと想像し、とても楽しみです。また、それぞれの登場人物の持つ人間関係の描き方が丁寧で(アリババ周辺・シンドバッド周辺など)、冒険や不思議自体とは別にそれも楽しい。まだまだ物語は序盤なのだと思われる。続刊が楽しみです。