小石川植物園

ruthe2009-12-19

FミさんとさH谷川さんと小石川植物園に行って参りました。正式名称『東京大学大学院理学系研究科附属植物園』…長い。



この間の東大内部を見た感想とダブりますが、なんという広さと高低差というのがまず正直な感想。時代劇の小石川養生所なイメージだったのでハーブ園みたいな感じ?とか思っていたら、またしてもでした。してやられた感。(下調べをすりゃすむ話だが)ああそうか木って植物よね…みたいな。


普通の山と明らかに違うのは、鬱蒼とした山道の落ち葉に隠れた石段を昇っていくと、ふいに脇にソテツ(けむくじゃらの…)が植わっていたりするところ。昇りきると突然視界が開けて等間隔に木が植わっているところ。太いサルスベリの木が4本、5本?距離をとって平らなところにただ生えているシュールな光景に目が点になる。何より園内ほとんどの木に名札がついているところ…。人の手が入らぬところはないのだと、名状しがたい違和感にヒヤリとしたりニヤリとしたり。刺激に満ちた散策でした。温室入りたかった。


写真は遺伝学で有名なメンデルさんが実験に使った畑に生えていたブドウの木、らしい。学術の場にあるまじき品種不明。えっ、どゆこと??調べないの??わからないの??隣にあったニュートンの林檎を接ぎ木した木にはちゃんと品種名があったので本当に謎でした。思わず激写。不意打ちで可笑しい。たまらん。


園内を一回りしてから名残惜しくも道なき道を越えて別の階段を降りると、視界が開けて今度は日本庭園が現れます。そろそろ頭が追い付かない。規格外すぎる。そのまま附属の博物館へ。骨と標本とホルマリンづけと彫像と建物模型と工業器具と鉱石その他など。雑然とした展示が表示無くただ並んでいる不思議。どれもこれも興味深くて睨みつけるように眺めておりました。タイプライターが美しかった。持って帰りたかった。


何もかもが予想を越えており、とにかく楽しみ倒しました。まだ足を踏み入れていない道が半分以上と思うので是非また行きたい。今度は春先に!いや本当に寒かった!
お二人ともありがとうございました!!


以上取り急ぎ記録。植物園のあとは、萩尾望都原画展へ参りました。楽しかったです。すごい。