美術館

ブラジルの現代アート「ネオ・トロピカリア」展に行って参りました。現代アートというと、なにやらおしゃれそうな感じがする半面、普段あんまり触れる機会もないので、少し腰が引けた状態だったのですが、予想に反してたいへん楽しかったです。Pちゃん誘ってくれてありがとう。


展示物は、絵画、彫刻、布製品、建築、写真のようなものから、道具そのもの・部屋そのものを味わうものまで色々。最後のものは『インスタレーション』というのだそうです。全然知らん。展示物に添えられた説明にちょくちょく登場した単語で、なんとなく文脈で意味はわかったのですが帰ったら調べようと思っていたので今調べた。wiki曰く『ある特定の室内や屋外などにオブジェや装置を置いて、作家の意向に沿って空間を構成し変化させ、場所や空間全体を作品として体験させる芸術』だそうです。なるほどーなんとなくわかったー。楽しみました。床に敷かれたマットの上に寝そべって、上から吊るされた無数の何かを眺めるのとか楽しかった。ただ、同じ作品でもちらしに掲載されてたパリか何かの美術館のものは、美術館の内装が違うので全然違う印象で美しく、何かちょっと羨ましかった!!細部の再現性に拘らない感じは、イメージするところの『現代アート』ぽいです。偏見か?


その他個人的に気に入ったのは、金のスパンコールいっぱいの茶系タぺストリー(服飾関係の方の作品だそうで、何かもうすごいかわいかった!!柄物!!)、白い空間に置いてあるいくつかの青いガラスの花瓶がくらげとされているのと、黒い空間でハープのようにはられた金糸が交差してるのと、本物の紙幣みたいな『ゼロ・ドル』と『ゼロ・クルゼイロクルゼイロはブラジルのお金)』。ほかに、流通している紙幣に政府のやり方を批判した一言を押印して、また流通に戻す、ということをしたことなどが説明に書かれていて、色んなことするなあ!と思いました。まだあった気がするけれどもわかりにくい説明は、とりあえずこのあたりで。ゆっくりとは言え3時間くらい歩いてへとへとになりましたが、たいへん楽しかったです。


美術館のあとは食事しながらPちゃんと近況報告。おひさでした!たのしかた!!