クロアチアのこと

うちのパソ太からだとあげられなかったので実家でトライの写真アップ。重いかな。常日頃行うもえがたりの如くこのたびの旅行を語り尽くしたいのですが、何からどう語ればよいやらわかりません。のでだらっと。


クロアチアという国はアドリア海をはさんでイタリアの反対側に位置し、年間1,000万人近い観光客を他国から迎え入れている観光立国です。日本ではどうしてもユーゴ内戦にかかわる記憶が優先しますが、戦前戦後を問わず昔からの観光地とのことで、治安の悪化は国益に係ることゆえ比較的安全である、というのが大方の見方。小島が多く点在するアドリア海沿岸や、レンガづくりに赤い屋根が続く町並みは本当に美しかったです。ただ、クロアチア紛争が終了したのは1995年とたったの13年前ですので、地雷原が残っていたり、弾痕のある家々があったり、痛ましいことも多いのですが。


とかなんとか書いてますが、自分が今回なんで行ったかというと、同僚の本気にあてられてちょっと検索してみたら何だかすごい素敵だったので、わー私も行きたーい!とか行って便乗参加希望した(一年前)という流れで(飛行機手配や大体行く方向や乗り物どうするかなどはその子がすべて調べた)(ほんとうにすごいと思った)、上に書いたよーないろいろは行ってから見たりガイドブック読んだり帰国後に知ったことが多く、お恥ずかしいです本当は。行ってよかったけど!なんかいつもそうだな!考えてみたら観光目的の長期海外旅行が初めてでした。今度はちゃんと自分で企画して旅行行ってみたい。てゆか国内も行きたい。にわか旅行もえ。とゆーわけで榛名山ほんとに行こうよ。散策したい。(私信)


個人的にたまらなかったのが、クロアチア語。もともとがスラヴ語圏のため、単語単位ではロシア語に似ているのですが(曜日とか数詞とかあと『魚』『水』とかの基本単語とか格変化とか)、歴史上色々ありまして表記はキリル文字ではなくラテン文字(英語やドイツ語などと同じ)。一週間強の滞在だったのですが、ちょっとずつメニューとか看板の意味がなんとなくわかるよーに読めるよーになるのが楽しくて!な!うふふふふふふ。(怖い)ありがとうは「Hvala(フヴァーラ)」て言うんだよ!聞いてないよ!あとたまにたまに道行く人に「コンニチワ!」とか片言日本で挨拶されたりもして、わー知ってるんだなと思いました。ちらほら日本人いた。Panasonicショップ見て感動した。ご家庭の室外機はLG*1がめちゃめちゃ多かった。


ちなみに英語は大体通じます。むしろこっちが不出来でな。しかし通じなくてもまあ、わりと。外国の方と接して感動するのはこっちがクロアチア語もドイツ語できねーっつってんのに("Speak German?""We can't speak!")、ドイツ語でぐわあと道案内の説明を聞かされたりするときです。簡単なことを伝えるのにはことばなんか厳密でなくても紙とペンがあればなんとかなるもんなんだとおもってるみたいで、喋るのはやめない。実際そこそこ通じるもので(あと近くの英語できる無関係の人が急に助けてくれたりしました皆親切)、ある程度疎通できたときは、すげえ言葉にならない力がわいてきました。全然通じない場合も当然ございましたが!ちっちゃいこでさ〜友好的な雰囲気はわかるのに会話できなくて悔しかった!写真撮りたかった!


あと同行者(総勢三名)でずっと「赤い飛行機飛んでそう」「飛んでないかな」「この道シータが逃げてきそう」「シータが一人暮らししてた荒地っぽい」「パズーが逆さになって向かってきて」「いやこれは跳べないね!高いね!落ちたら痛いね!」「ロボットが鳥の見回りしてそう」「風の谷の人でいっぱいだった小道っぽい」「戦車が逆走しそうな橋だねー」要するに「ジ●リっぽいねー」を連呼していました。身も蓋もないですが、日本人向けの説明としてこれ以上の文句はないと思う。大体そんな感じ!アドリア海なので赤い飛行機は舞台まんまです。


前置きながーい。以下が今日記のメインです。今回総計956枚撮ってましたので2/956です。初デジカメで浮かれすぎにも程があった。なんか三枚あげられなかったので二枚だけ。



・ドゥブロブニクの路地
アドリア海の真珠と呼ばれるドゥブロブニクの普通の路地です。クロアチアではSOBE(ソーベ)と呼ばれる、旅行者のために民宿のように自宅の部屋を貸してくれる宿泊所が相当数あって、政府認可のソーベには門の前に必ず表記があります。このとき泊まったのもそのソーベで、これはその近くの路地。街中にもこういう小道がいっぱいあって、小道もえ路地もえしきりでした。なんでももえとか簡単に言わない!いやでも本当に楽しく。ちなみに見た目より高低差があるので結構よい運動です。足痛い。


なんで観光地かっていうとこの近く(歩いて5〜10分)の旧市街が本当に美しく世界遺産に指定されていて。ご興味ある方はぜひWikiで。(投げるなと)だって書ききらん。旧市街歩くの超楽しかったです。




プリトヴィツェ国立公園
これほど残念な写真もない!実物はもっと、本当に、これの百倍美しかったです。プリトヴィツェ国立公園は世界遺産の自然遺産に指定されているところで、詳細はあの、もう、やっぱWikiとかで!だって写真そっちのがきれいだもん!19世紀の後半からすでに観光地化されていたとのこと。とにかくだだっ広くて今回すべてのルートを歩くことかなわなかったので、一生のうちであとせめてもう一度行きたい。


水が深く澄んで、かなり深いところまで見える凄まじい透明度。なんで透明なのに青いのかよくわからないのですが、とにかく本当にきれいできれいで、これどーやったらこのよーに写真に写るのだ!と悲鳴をあげていました。水底の流木がまんま見えたり、泳いでいる魚の群れやカルガモ?の足がくっきり見えるのです。そして上記のような滝と絶壁の絶景。ここまで来たとき本当に言葉になりませんでした。視界広すぎる。新緑の美しい時期でした。



ほらまとまんない!ひとまず以上!全部読まれた方お疲れ様でした!今度は写真だけにしよう。

*1:韓国の大手メーカー