小説感想…

ティンブクトゥ

ティンブクトゥ

ティンブクトゥ

たまには小説感想も書いてみようと思ったんですけれど何を言えばいいかよくわからず。原文と、それから恐らく翻訳文のテンポのよさも手伝って、とてつもなく読みやすいです。するする入る。一つ一つの事柄がミスター・ボーンズ(犬)の認識によってずるずると進んでいくのが、箇条書きにして並べたらきっと奇妙なのに、視界の移り変わりがとても自然なかたちで連続しているので、起こる出来事自体もちっとも奇妙だとは思わない。不思議だ。読むたびに期待する展開というものを、確実にはぐらかされているのですが、それはそれとして仕方がないやと妙な諦めを感じてしまう。わけわからん文ですいません。面白いです。好き。