いろいろ!
タイミング逃し続けて時期が微妙なものもございますが(ぎあすに夢中すぎた)、
日常の楽しみ。
・へうげもの 4巻
- 作者: 山田芳裕
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/23
- メディア: コミック
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最近一番読み返してしまう漫画。利休殿の圧迫感に鳥肌立ち、踊らされてる感を強める秀吉が超切なく、徐々になんとなくたくましくなっていらっしゃる左介殿、あらため織部殿に声援を送ってしまう。時代は信長が倒れ、明智が倒れ(明智殿お素敵でした。こんなに格好のよい光秀見たの初めてです。)、秀吉の世になりつつあるところ。
通り一辺倒の歴史しか知らないので、こうやって『政治史』と『文化史』が両方とも人間によって動いていたんだなあという実感が楽しいです。何に価値を置くのかはその人次第だという。秀吉のおめかしがなんかもうビミョーを通り越して愛らしいです。
・バイオメガ 2巻
- 作者: 弐瓶勉
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/01/19
- メディア: コミック
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ヤンマガ(講談社)からウルジャン(集英社)に雑誌を移しての再連載となりましたバイオメガ。1・2巻同時発売とのことですが、1巻ヤンマガ版を持ってるのでまだ買ってはおりません。収録話数は同じみたいです。明確なシチュエーションの説明などの言葉が一切なく、会話の断片と雰囲気から状況を推測しつつ読むかたち。なのに面白いと感じるのはどこからなのかしら。主人公がぼっこぼこにされても超のつく強力武器のおかげで危機脱出、という気持ちよさと、世界観の独特さからでしょうか、いやわかんね!
帯の惹句として用いられた作中発言の引用が秀逸です。「コズロフはよくしゃべるなぁ 熊なのに」 いや熊なのにいちばん愛らしいですよコズロフ。そもそも何であんたが熊なのかもわかんないのにかわいい!ハチミツを与えられて途方にくれるコズロフは希少な笑いどころです。
・フルーバスケット 22巻
- 作者: 高屋奈月
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2007/01/19
- メディア: コミック
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最終巻まで秒読み姿勢。てゆかこの巻で終わりにするのかと思っておりました。クライマックスは前巻でほぼ解決してしまっているので今巻では手に汗握るように何か、というのはないけれど(夾と父親の会話とかあるか)、イチャイチャなやりとりがほのぼのと楽しく、お話が終わりに向かっていることをじんわりと何となく切なく感じる巻でした。十二支が一度におわかれしていく場面がとても好きです。あとあれ『あーちゃん』呼びが最高。もっとやってあげて。
・おおきく振りかぶって 7巻
- 作者: ひぐちアサ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/23
- メディア: コミック
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雑誌掲載話数からすると3話分。あらためて雑誌一回あたりの掲載分量の異常な多さに慄きます。おたくらしく雑誌と見比べとかしてみたんですが、背景と人物に描き足しがございました。球場、というか高校野球へのこだわりはこういう部分に多分に発揮されていると思う…。ああ、あと武蔵野の場面でモブにひとり瞳が描き加えられていたのであれがカグヤンと思えということだと思います。そう思うことにします。わあい。
本編は桐青戦真っ只中。お話全部わかっているのに思わず読み返してしまいます。巻末とカバー下の描き下ろしが楽しかった。特にカバー下ちよちゃんの奮闘。なんか、『農家の家の周りがきれいなのは、おばちゃんたちがふと気付いたときに常に草取りをしているからです』、とかいう一節を思い出しました。温帯気候おそるべし。ちよちゃんがんばれ…!!