買えた。

都会の本屋さんで。うわあい。あと色々買いました。
何か歯切れ悪くそして長い文に。

Go!ヒロミgo! 第8巻 (花とゆめCOMICS)

Go!ヒロミgo! 第8巻 (花とゆめCOMICS)

書影が出るのはいつかしら。本屋で見て何がびっくりしたかって麻生みことの漫画に帯付いた!!!『ヒロミ、ヒデキ、ゴローの御三家ラジカルコメディ』ってそんな素敵アオリつけといてこれ最終巻!嬉しいけども!読んだ直後なのでハイテンションです。


最終巻だけあって、それは別に主題ではないと承知の上ですがヒロミ、ようやくモテ期。仄かに。いやでもそっちの真っ当な方向の今巻後に育っていくかもしれないラヴ(×2)にも興味は深々ですがひとまずさておいて、ことモテに関して言えば作中で皐月おねーさまの言い放つ、「『萌え』はいらん!『モテ』が欲しい!」が響きます。そうよね、もえる側としてはもえるにしても相手に不快な思いを与えるのは駄目よね…!肝に銘じよう…!(そっち側かよ)


麻生さんが作中の人物たちに与える言葉遣いがとても好きです。南原社長の経歴についてブツクサ読み上げるヒロミが好きです。「惚れ惚れするほど成り上がり…」素敵だ。その南原社長を絡んで一悶着*1を終えて、大学入学と同時に始まったお話は、大学生の終わりらしいお話で締めとなりました。


作中では4年、作品そのものは足掛け7年(!?長!)。お疲れ様でございました。次の読みきりも、連載も、楽しみにしております。このところ読みきり多いので、またそのうち短編集が出るかなと思って勝手にそれも楽しみです。



絶望に効くクスリ―ONE ON ONE (Vol.8) (YOUNG SUNDAY COMICS SPECIAL)

絶望に効くクスリ―ONE ON ONE (Vol.8) (YOUNG SUNDAY COMICS SPECIAL)

感想みたいなものをと思うとうまくいかない。漫画家である山田玲司が、色々なジャンルで活躍している人とひたすら対談していく様を漫画にした漫画です。そして対談の前提として大抵の場合相手の半生についても触れるので、山田玲司の目を通した大勢の人の半生記のようにも読むことができます。読んでいるこちらには、全然知らない方もいればとてもよく知っている人も居て、波の大小はあれどどの方々も魅力的。山田さんの語り口が何と言うか、多分にクサいので人によっては鼻につくかもわかりませんが、タイトル通りに真剣なのだということは伝わってきます。


世界にはたくさんの職業があって、それに就いている人たちがいて、そういう人たちにも生まれがあって、生い立ちがあって、それぞれの時代があって、変わったり変わらなかったりする思考があって、と。そういう当たり前のことを知れるのが嬉しいです。一冊あたり9〜10人の人の話を聞くので、中にはピンと来ないことを言う人もいるんですけれど、まあこれだけたくさんいればそれは恐らく当たり前。ですが、読むタイミングなどもあるでしょうけれど、グッとくる事を言う人が居るとそれだけで何か気が楽になる気がするので、面白いものだと思います。今巻も好きだなあと思える人が居て、楽しい読書でありました。




あぶない丘の家 (小学館文庫)

あぶない丘の家 (小学館文庫)

書影が無い…U野駅には改札内にも本屋さんがあって(B○○K GARDEN)、漫画文庫がわりと充実しているように思います。これもそちらで購入。わたしは萩尾望都を知るのがたいへん遅かったので、最近になってちらほら購入しております。面白かった…。あんまり上手いこと言えません。一番正直なところは「萩尾望都源平合戦、しかも頼朝と義経の確執を垣間見れるってこれどんな私サービス!?」という気分。いやでも、とても好みなネタ(ブラコン・源平・未来物)があることを差し引いたとしても面白いです。1990年代前半の比較的新しい作品でした。ほかのもまだまだ読んでないのたくさんです。読みたいな。

*1:というには大きすぎるか。最終巻にして最大事件でございました。少女漫画らしく周辺の描写が少ないので実感ありませんが、関係ない野次馬が恐らく防衛軍基地(比喩)に訪れたりもしたんじゃないかと思って何だか辛い。ヒデキほんとにお疲れ様でした。