8月なので戦争のことに触れてみる

6日広島も9日長崎も15日終戦もスルーしてしまいましたが、確認がてら記録日記。
長い上に楽しくもなく半端で個人的なことですが書いておきたく。以下ご注意。




■ リトルボーイファットマン という二つの原子爆弾について「二種類あるのか」くらいしか考えていなかったら、原爆投下は米国にとってはそれぞれの爆弾がどういうデータを残すかという実験の意味もあったので二種類なのです というような旨の記述に触れてびっくりした記憶を思い出す。英語の教科書に写真が載っていたのを見たときは、そんなこと考えもしなかった。正しいとか否とか何をどう思えばいいかわからないのですが、決定的な敗北を与えるついでに実験も兼ねての大量殺戮×2回 と思うと人間のあんまりな合理主義に目眩がします。


■ 日本では一般的に8/15を『終戦』記念日と呼びますけれど、例えば諸外国から見て英語で表現される場合

『the anniversary of the nation's World War Two surrender』
 「(その国の)降伏記念日」

となるとのこと。敗戦でも降伏でもない「終戦」とゆー言葉自体が、ある種婉曲表現なのかとこれもびっくりだった。


■ NHKの特集を見ていたら中国が靖国問題を云々するのは「戦争責任のあるA級戦犯」と「責任のない一般国民」を区別する「二分論」という認識ゆえで、その目的何かと言えば『日本の軍国主義の復活を防ぐため』とのこと(だいぶ端折ってますが)。その後の討論などは見ずにそのあたりだけ視聴したので記憶が中途半端でありますが、何かやっぱりこのへんのごたごたの原因が何なのか、少しでも知りたい気持ちになります。わからないことだらけだ。しかし何から触れればいいのだ。とりあえず思いましたことには戦勝国の行った裁判で刑の下った「戦犯」にのみ「戦争責任」がある、という表現は、何か嫌だと思ってしまった。そんなにわかりやすければよかったけども。どう思うべきなのか。


■ 自分の地元(現在地ではなく実家)の工業的発展の大元になっただろう道路整備の大元の計画が、戦前の陸軍施設の移設を伴なう軍事的な目的によるものだったというのを最近知って素直にショックを受けました。Wikiでは『軍都計画』とあった。(陸軍の何かの施設の跡地に米軍基地がある(今も)、とかそういうのは知っていたけど地域計画などと結びつけて考えたことがなかった)主要な幹線の完成間際に戦争が終わってしまい、計画そのものはポシャり、区画整理・幹線道路整備済みの土地が残り、戦後の発展の大きな礎となったとのこと。


小学校の時に習った地域の歴史では軍都計画ということを習った記憶は無いし、両親にも親類にも祖父母にもそんな話を聞いた記憶はありません。知らないのか知られていないのかウェブ記事が偽物なのかそもそもそういう捉え方をしてこなかっただけなのか、小学生向けだからそういう露骨な表記をしなかったということなのか。そのへんはわからないのですがとにかくびっくりした。


かろうじて高校の時の社会の先生がそういうことに熱心で、中心部の道路が大きいのはいざという時に滑走路にするために最初から大きくした、とか何とかそういうことを言っていたのを思い出す程度で(当時は何かの冗談かと思ってた)。現在は完全に工業+商業地域(専業農家ここ十数年で激減)なので、当時を思わす自分の知ってる物と言えば現在も駅裏に鎮座まします米軍キャンプくらいです。ちゃんと見ればもっとあるんだろうか。


ふるさとは遠くにありて思うもの というのとは多分また全然意味が違うんですけれど、愛着はあっても全然ちゃんと知らなかったふるさとに、今更ながらの興味が湧いております。時間作ってちゃんと調べて知りたいものです。


あー長くなった。歴史がとても気になります。