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漫画を。
- 作者: 麻生みこと
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2006/01/05
- メディア: コミック
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あたし何やってんだ?とかあちらこちらどちらを行ったり来たりを繰り返していたヒロミさんですが、お姉さまのお見合い話を予定通りには行かずとも何かを得つつブチ壊しに成功し(代議士の息子が男前だ)、振られショックからも彼女「らしく」立ち直り(頑丈な女性が好きだ。素敵だ。)、山積みの問題を少しずつ解決しながら今までよりちょっと前進したような。読んでるこちらも一安心というか、いつもながら身につまされることもたくさんあるのですけれど。あいたた…
ヒロミさんだけでなく、ヒデキも何かにケリをつけ。そして時事ネタ的に、「光クラブ系!?」「どちらかというとライブドア系」に雑誌掲載時笑ってましたが、笑えない状況に時の流れを感じます。光クラブのほんとのところは今日知りました。(テレビで)無知ですいません。知らないことばっかりです。
ところでこの漫画、上記のような時事ネタや持ち物主張に楽しませられることが多々あるのですけれど、前作『天然素材でいこう。』からちらちら出ている『居酒屋長治』に行ってみたくて仕方がない。ごはん美味しそう…
収録作の中では、学問の『彩り』についてのお話が好きです。自分個人でお勉強した範囲では正直楽しくもなく、てゆか自分高校で物理勉強してないので(…)部分部分理解及ばず「君は16世紀で止まっている…(天動説時代)」どころではない無理解ですが、学問を熱心にしている人から彩りのある世界の端緒を垣間見させてもらえるのは楽しい。そういう楽しさが感じられて嬉しい。
フルーツバスケット (19) (花とゆめCOMICS (2884))
- 作者: 高屋奈月
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2006/01/19
- メディア: コミック
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ワオこちらはさすがに表紙が出る。
真知のあたりのエピソードが好きで、去年10月くらいに今更ながらまとめ買い。今回も真知エピソードは可愛かった…
後ろめたさとか、申し訳なさとか、自己嫌悪とか、そういうものを痛いくらいに感じている登場人物たちの心の問題を、最終的に人間関係を進ませて少しずつ解決させていくので、着地点でほっとするまでが違う意味でスリルとサスペンス…。でもちらほらある伏線のために読みたい欲もあって読んでしまいます。上手いなあとも思う。透くんの独白が切ない。こういうのを読むと「一番つらいのは自分を嫌いになることだと知りました」(一条ゆかり『天使のツラノカワ』)(正しい台詞はウロ覚え…)とかを思い出す。少女漫画だなあ…
で、そういう子達の中で、公ちゃんの逞しさが光って笑えて楽しいです。
本編の感想とは少しズレますが、これを読むとキャラ萌えする漫画とキャラ萌えしない漫画はどこで別れるんだろうとかちょっと思う…記号(この場合十二支?)がはっきりしてると萌えやすいということなのかしら(萌えという意味では自分は多分綾女にいさんかな!)。どうでもいいお話で失礼。