最近買ったものから結構前に買ったものまで

ぎゃー!好き!!という漫画が多くて嬉しいけれどもいっぱいいっぱいです(主に部屋が)。一冊除いてわりとわかりやすい並びになりました。


皇国の守護者1〜3巻

皇国の守護者 3 (ヤングジャンプコミックス)

皇国の守護者 3 (ヤングジャンプコミックス)

書影は3巻。身近な人から拝読してるブログの方まで皆様幅広く「おもしろいよ」と仰るので、いつかいつかと思いつつ、何となく気分的に敷居が高くて手が出ませんでしたご本。7月にまとめて購入。いやほんとに面白いです。絵も綺麗だし人物は魅力的だし筋立ても面白いし、まだ謎が多いとは言え世界設定も楽しい。「ファンタジーが入りつつ人間が特別な大きいことをしようとすると制限が入る世界設定」というものを背景とした物語、というのがとても好きなので素直にどきどきします。それから、集団の中での『責任』のとり方、『責任』というものの考え方などに触れられたのが嬉しかった。しつこくて申し訳ないが、絵が上手くて人物もいちいち魅力的で筋立てもそれから立てられる作戦も全部楽しい。早く続きが読みたいです。


少女ファイト1巻

少女ファイト(1) (KCデラックス)

少女ファイト(1) (KCデラックス)

日本橋ヨヲコの新連載、現在イブニングで連載中のバレー漫画。どっこいほんとにまだまだ序の口。長く長く長く読み続けたい物語になりそうです。こちらも人物皆魅力的で、それから不思議と作中まだまだ少ない試合描写に心ときめきます。こういう『深刻さ』と『真剣さ』が伝わってくる感じがたまらない。主人公大石 練(ねり)がとても好きだ。変わらぬ濃く太い描線と画面いっぱいの描き込みに、とても嬉しくなります。単行本が厚くてびっくりでした。


ヘルシング8巻

HELLSING 8 (ヤングキングコミックス)

HELLSING 8 (ヤングキングコミックス)

なあもうほんとにこれ楽しんでいいのかな!!いーんじゃね!!とかの脳内やり取りはあれど、楽しむ時にはとことんまで楽しんでしまいます。巻を通してずっと戦闘状態な訳ですが面白い、何を言ったらいいやらわかりません。面白い。そしてそれはそれとして、マクスウェルの幼少時代がかなりもえでした。子供描くのうまいんだよな!すてきだ!それからとにかく作中登場人物の語る台詞長回し(?)のことごとくが楽しくて仕方がない。皆が皆、語るべき自分を持っているところが好きだ。


ところで力の抜け切った後書きが大好きです。月光蝶嬉しい!でもターンXも月光蝶使えるんじゃなかったっけ違ったっけ。(本編の感想から程遠い)次巻も一年半後とかかしら…ともあれ楽しみでございます。


『パールガーデン』

パールガーデン (集英社文庫(コミック版))

パールガーデン (集英社文庫(コミック版))

萩岩睦美の文庫。連載はりぼんで1985年とのことで、多分私は文庫が初読。『銀曜日のおとぎばなし』『うさぎ月夜に星の船』がとても好きだったので懐かしくて勢いで購入したのですが、とても面白かったです。萩岩さんのお話は、絵柄のわかりやすい可愛らしさとは対照的に、出来事の容赦のなさがとても好きです。疎まれ続けた母親の死に顔を見て、母親に似た髪の色を嫌った自分の過去を思い出すグリーンが印象的だった。それからピアがもーほんとふわんふわんで可愛い。


ところで数年前にどこかの女性誌の増刊で、萩岩睦美が読みきりを描いていてそれがとてもとても好きだったのですが、どの話だったかがわからずヤキモキしています。立ち読みだったのでわからず終い!こんなにもやもやするくらいならあの時雑誌を買ってしまえばよかった!!という思いもあって、萩岩睦美を見つけると思わず手にとってしまいます。次はカンタマンかな!


へうげもの3巻

へうげもの(3) (モーニング KC)

へうげもの(3) (モーニング KC)

3巻でたばっかり。1巻2巻3巻と並べると色鮮やかで楽しい感じ。舞台は群雄割拠の戦国時代。3巻では織田信長本能寺の変からその直後。各武将を始めとした登場人物が、それぞれ色々な主義主張・好み・価値観・死生観を語ったり魅せたりくれてどきどきわくわくしつつも、主人公古田左介のときめきぶりやら挫折ぶりやらが、結構胸に迫ります。左介のような意味合いがあるかはわからないが、わたしも縄文土器大好きだ。価値観が、などと書きましたが全体的には重苦しい雰囲気になることなく、描線が太くてちょくちょくコミカルなノリになるので読みやすいです。面白い。少しズレたようなおかしなノリがとても癖になる。楽しい。千宗易(利休)と秀吉のやりとりと今後もとても気になる。時代とともに変わる価値観というのがすごい面白い。



げんしけん9巻

げんしけん(8) (アフタヌーンKC)

げんしけん(8) (アフタヌーンKC)

出たばかり。雑誌では連載が終わっていますが購入してびっくり9巻に描き下ろしが二話76ページ。雑誌の広告などを無視していたのかとにかくびっくりでした。帯の文句は正直どうかと思いつつ漫研の女の子とのやり取りが描かれてたのがとても嬉しく。薮崎さんちょー可愛い。そして描いた物に対する責任のモノローグもよかった。次巻10巻で完結とのこと。斑目関係の描き下ろしも読みたいなーとかちょっと思う。




なんかあんまりきゃー!て感じにならなかったですがこれはこれで。記録。