さておき

怒りの勢いで元気になる(ための)買物。早く表紙絵出ろー。


MO'SOME STING ヤマシタトモコ

MO’SOME STING (ゼロコミックス)

MO’SOME STING (ゼロコミックス)

ヤマシタトモコさんのは会話のテンポと登場人物のおたおた具合が常に可愛らしくて大好きです。真っ当で頑丈だけど華奢な正しい女子高生に、よい大人(わりとダメな方向の)ががっつんと怒られていてたいへん清々しかった当作品。たまらん。御作者自らがキャラ漫画と仰っておりましたので個人的なキャラ萌えを言ったら狐文かわいすぎて悶えた。身近にはいて欲しくないけど、かわいくてたまりません。あとは十和子ちゃん。かわゆい。カッコ良い。


LOVE, HATE, LOVE. ヤマシタトモコ

Love,Hate,Love. (Feelコミックス)

Love,Hate,Love. (Feelコミックス)

こっちは少女漫画!というくくりでいいのか?相変わらず少年漫画⇔青年漫画、少女漫画⇔●●漫画、という名称がないのが不便と思う。嫌いじゃないけどうっとおしい男性(兄と同僚)の描写が生々しかった。対して主人公28歳の二回り上の52歳男性が可愛らしかった。レンアイ楽しそうでよかった。そしていくつになってもバレエは永遠の少女の憧れ(しかもなんか砂糖菓子みたいなイメージだけじゃなくて、レッツスポコン!な方向に背筋伸びる感じのそれ)みたいなものを背負っているなあと思いました。好きだなあ。


ゼロ 藤田貴美

ゼロ (バーズコミックスデラックス)

ゼロ (バーズコミックスデラックス)

やっと買った。一巻もの、一冊で一つのお話、というのは初めてなのだそうです。何か意外。表紙がとても印象的で素敵な装丁でした。『ご主人様〜』のデザインも同じ人なのですね、こゆの不思議。お話は、絶対何かのどんでんがえしがあるはず、と思って身構えているのにいつも必ず予想しているものをふわりと越えられてしまって、それがとても気持ちいい。丁寧な線の絵、というわけではないので読みにくいと感じられる方も多そうですが、印象とか空気感とか、そういうものが本当に鮮烈です。息をのむ。