何度でも読む

買ったばかりなのでまだまだ読み足りないところですが読めて嬉しくて勢いで。
表紙もきれい。


海獣の子供 1巻・2巻

海獣の子供 (1) (IKKI COMIX)

海獣の子供 (1) (IKKI COMIX)

海獣の子供 (2) (IKKI COMIX)

海獣の子供 (2) (IKKI COMIX)

五十嵐さんのお話にいつもある、どきりとするような神秘的・神話的な一面と、ほのぼのしい牧歌的な一面のそれぞれが『空(そら)』と『海(うみ)』二人の少年に体現されているようでした。厳しく恐ろしく美しいものと、優しくて親しみやすくあたたかいもの。どちらもとてもいとおしい。体当たりで進む琉花ちゃんもとても人間らしくとてもかわいい。


あらすじを書こうとしても、海で起こる不思議な出来事とそれにまつわる謎と、それらとともにある人間とそれから動物たち、というような曖昧な言葉の羅列しか思いつかない。物語がないわけではないのですがうまく言葉になりません。作中では確かに時間が経過しているし不思議な事件も起きているしその物語にどっぷり浸かっているのですけれど。ええいもどかしい。説明しにく前提みたいなものがあるからかしら。


1,2巻同時発売ということで、雑誌読めていない自分には大層嬉しく。2冊合わせて600ページを超えています。凄い。素敵。本屋で見かけたとき箱入りかと訝しく思ったほどの厚みです。読む時間が本当に至福です。帯に「初の長編漫画」とあるとおり、本当に長編のご様子で、一説によるとまだまだ序盤だそうです。2巻もとても気になるところで終わっているし、続きを読める日が本当に楽しみです。