あけましておめでとうございます。

1日の未明の頃に初詣に行きました。
もともと初詣に行く習慣が薄く行くきっかけとなったのは恐山ル・ヴォアール。詣でるたびに思い出します。作中のように出店などは出ない、小さな神社ではありますが、お神酒やら甘酒はふるまわれます。地味ながら浮かれる。暗がりに炎。
地元の親類に確認しましたところ、今年の1日だけでも400人詣でたそうで。ほんとに縁遠かったのでこういうふうに人数まで数えている人々がいるという状況がたいへん面白いです。


ところでメモがてら。
親戚のおじさまの一人とお話していたらするっと「昔は治安維持法という良法があったから安全だったんだが」という話になり、なんとゆーか度肝抜かれました。ですけど、いやしかしこういう例もあるし、そんなにいいことばっかじゃないすよ!!とかなんとか言い返せればよかったのにそんなすぐ何か飛び出るほどしっかりした知識はなく会話は流れてしまい、なんだか情けない気分に。伯父自身は好きなのですけど、会話するのが難しい。(昭和11年うまれ…)迂闊に相槌打てない。ちゃんとした知識と意見は持っていたいものです…。


話変わって。

テレビ東京時代劇『天下騒乱』を見ました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/tenka/

見たとは言っても10時間ドラマのこと、自分がきちんと見たのは第三部始まってからで家光(池内博之)と十兵衛(中村獅童)のやんちゃぶりなどはみそびれたのですが。(あらすじ見て確認。女装とかも。惜しいことした!)
演出過剰も楽しく、地味な描写も楽しく。盛りだくさんでございました。


お恥ずかしいことながら、お話のクライマックスであった鍵屋ノ辻の仇討ち話をぜんぜん知らず、入り組んだ人物関係を父親が説明してくれるのを聞きつつでしたが、一瞬が勝負の名人同士に、若武者同士の泥死合(史実で6時間)。どちらにもずいぶん気を入れて見ておりました。面白かった。ハイライトらしく飽きさせませんでした。


あと権力者のお家騒動を見るのが多分とても好きなので、家光・忠長・お江与のあたりの演技が濃くて(特にお江与の方(かたせ梨乃)面白すぎる)楽しかったー。家光の大演説「生まれながらの将軍である!」もよかった。西田敏行村上弘明も、あと柄本明もよかった。


ちょうど観る前に『ぼんくら』読んだりしていたので(いまさらながらに。とても面白かった)画面で見る江戸時代の文物いろいろが興味深く見れたせいもあるのかしら、ほんとに楽しませて頂きました。正月らしい時間を過ごしました…